これは問題なく眼内レンズが挿入でき経過が良好であっても、眼内レンズが眼の中に落ちたり(脱臼)、ズレたり(亜脱臼)する場合があります。白内障術後、急に見づらくなったり見えなくなったら脱臼、亜脱臼を疑う必要があります。
原因は眼内レンズを挿入している水晶体嚢を支えているチン氏帯という細い繊維が断裂することです。
加齢による経年劣化(7~10年位)やアトピー、落屑症候群でおこることが多いです。
この場合、眼内にある眼内レンズを取り出し、新しい眼内レンズを装着します。装着法には縫着術(眼内レンズを結膜に糸で縫い付ける)と強膜内固定術(結膜内に小さな孔を開け、そこに眼内レンズのループを引き出し、強膜内に埋め込む)があります。